13:00~13:10

開会挨拶


一般社団法人ITヘルスケア学会 代表理事 磯部 陽 先生
モバイルヘルスシンポジウム実行委員長 宮田 俊男 先生


13:10~14:30

特別講演


13:10~13:50 特別講演1

「Appleのヘルスケアサービス最新事情」
ITジャーナリスト 林 信行 様

「22世紀に向かって人類が前進していく未来とはどんなものか」という問いを基軸に執筆、講演、取材、コンサルティングなどの活動を行うコラムニスト・コンサルタント。1990年からIT業界の最前線や世界の先端研究などを取材。2000年代からは「技術だけでは良い未来は生み出せない」とデザイン視点の取材を、2010年代からは来るAI時代を見越して人間に対しての本質的な問いを突きつける小ンテンポラリーアート領域の取材や発信に傾注。コロナ禍は、隈研吾事務所と東邦レオが進めるて「地球OS書き換えプロジェクト」の一員として、これからの住まい方や働き方を模索。Pen Online、Beyond Magazine、LEXUS Visionaryなどで連載。ジェームズ・ダイソン財団理事。グッドデザイン賞審査員。金沢美術工芸大学客員教授。


13:50~14:30 特別講演2

「ウェアラブルデバイスの最新動向と健康行動変容への応用」
神戸大学大学院教授 塚本 昌彦 先生

1987年3月京都大学工学部数理工学科卒業、1989年3月京都大学大学院工学研究科応用システム科学専攻修士課程修了、1989年4月シャープ株式会社入社、1995年3月大阪大学工学部情報システム工学科講師、1996 年 10 月大阪大学工学部情報システム工学科助教授、2002 年 4 月大阪大学大学院情報科学研究科助教授、2004年10月神戸大学工学部電気電子工学科教授、2007 年 4 月神戸大学大学院工学研究科教授(電気電子工学専攻)現在に至る。ウェアラブルコンピューティング、ユビキタスコンピューティングのシステム、インターフェイス、応用などに関する研究を行っている。応用分野としては特に、エンターテインメント、健康、エコをターゲットにしている。 2001年3月より HMD およびウェアラブルコンピュータの装着生活を行っている。


14:45~16:45

企画講演


「行動変容を促すライフログアプリの成果」
レイ・フロンティア株式会社 代表取締役社長 CEO 田村 建士 様

2002年、川田テクノシステム(現:川田テクノロジーズ:東証一部)に、橋梁設計ソフトに関わるエンジニアとして入社。
2007年、ゲーム開発会社(京都)へ入社。東京開発室室長。
2011年、代表取締役に就任。企業・自治体向けや大規模イベントでの位置情報技術に関する講演実績多数。三井物産株式会社、株式会社ゼンリン、株式会社イードの資本業務提携を主導。岩手県出身。
https://www.rei-frontier.jp/


「HELPOの相談分野集計から見た健康医療相談アプリの展望」
ヘルスケアテクノロジーズ株式会社 代表取締役社長 兼 CEO 大石 怜史 様

2018年5月ソフトバンク株式会社に入社し、ビジネス ストラテジストとして海外企業との提携案件交渉や新規事業提案に携わる。2018年10月ソフトバンクが掲げる「Beyond Carrier」戦略をヘルスケア領域でさらに推進するためのグループ会社としてヘルスケアテクノロジーズ株式会社を設立、代表取締役社長 兼 CEOに就任。ソフトバンク入社以前は、GMOグローバルサイン株式会社にて、東南アジア諸国におけるJV案件を担当、インド・ロシア・UAE法人を設立、事業統括するなど、海外事業展開や新規事業マネジメントへの豊富な経験を有する。
https://healthcare-tech.co.jp/

「AIライフログアプリによる健康寿命の延伸 ~分析AIと予測AIで行動変容を促す~」
ライフログテクノロジー株式会社 代表取締役 CEO 棚橋 繁行 様


1977年生まれ、神奈川出身。前職では大手金融システムのプログラム開発に従事し、アウンコンサルティング株式会社にてインターネットマーケティングの支援を行う。2004年同社取締役就任。海外子会社の立ち上げなどを経験。家族に糖尿病、腎臓病を患う者があり、食事と健康に興味を持ち、1998年栄養士免許取得。自身もIgA腎症を患い、食塩とたんぱく質などの食事管理を意識するようになり現在は正常値まで回復。もっと簡単に食事を管理する仕組みを創るため2016年ライフログテクノロジー株式会社を共同設立、代表取締役に就任。食と健康の相関に注目し、社会の健康寿命の延伸に関わる事業の構築に奮闘中。
健常者の貴重な喫食データを精度高く収集し、新たなエビデンスを発見することで、世界の健康寿命の延伸を目指します。
https://www.calomeal.com/


「現在の日本の医療機関におけるデジタル成熟度とそこから見えた課題と解決策の提案」
中央大学専門職大学院経営戦略研究科(ビジネススクール) 鎌野 あゆみ 様

SIer、通信キャリア、外資系ソフトウェアメーカーを経て、現在大手コンサルティングファームにてデジタル時代に対応した働き方改革や、人事オペレーション改革企業のDX推進などのプロジェクトなどに従事する。同時に中央大学専門職大学院戦略経営研究科に在学し、真野俊樹教授の下で医療機関のデジタル化を阻む要因についての研究を行う。


17:00~18:00

パネルディスカッション


テーマ:
医療・ヘルスケアDX実現に向けたデジタル技術の可能性と課題

近年、わが国においても医療・ヘルスケアDXをめぐる各種サービスやアプリケーションが充実してきた中で、さらにコロナ禍がそれらの活用に拍車を掛けている。こうしたデジタル技術の活用で重要なことは、スマートデバイスを有効に活用しながらオンラインによるデータ収集、データ連携、そしてその活用がスムーズに実現できることである。しかしながら医療・ヘルスケア分野への応用には既存法制度のもとで乗り越えていかなくてはならない障壁も多い。今後も適切な医療の提供や人々の健康増進をデジタル技術で支えていくために、産官学でどのように取り組む必要があるか議論を行う。

モデレータ:

宮田 俊男 先生(早稲田大学大学院先進理工学研究科 教授/医療法人社団DEN 理事長)

早稲田大学理工学部で人工心臓に出会い、自ら患者さんに新しい医療を生み出すべく1999年、大阪大学医学部に3年次編入。2003年、大阪大学第一外科に入局。現場で新しい医療を生み出すためには制度改革が必要と痛感し、2009年、厚生労働省に入省し、多くの医療改革に関わる。大阪大学産学共創本部特任教授、京都大学産官学連携本部客員教授、国立がん研究センター政策室長、日本医療政策機構理事を歴任し、日本健康会議実行委員も務める。現役の医師として診療、在宅医療も行いながらオンライン診療の適切な普及にも取り組む。2020年より早稲田大学先進理工学研究科教授に就任。


パネリスト:

江口 清貴 様(神奈川県CIO兼CDO)

2005 年、オンラインゲーム企業の CFO として、株式公開や経営管理に従事する傍ら、ゲーム業界団体によるガイドライン制定を担当し、不正行為対応や適正な競争環境を整備するなど業界の諸問題対策に従事。2012年、NHN Japan(現 LINE 株式会社)に入社、2013 年12月より CSR 活動などを推進する政策企画室(現公共政策室)室長となり、2018年4月に執行役員に就任、現職。2019年、神奈川県顧問、2020年より神奈川県 情報統括責任者(CIO) 兼 データ統括責任者(CDO)。


大石 怜史 様(ヘルスケアテクノロジーズ株式会社 代表取締役社長 兼 CEO)

2018年5月ソフトバンク株式会社に入社し、ビジネス ストラテジストとして海外企業との提携案件交渉や新規事業提案に携わる。2018年10月ソフトバンクが掲げる「Beyond Carrier」戦略をヘルスケア領域でさらに推進するためのグループ会社としてヘルスケアテクノロジーズ株式会社を設立、代表取締役社長 兼 CEOに就任。ソフトバンク入社以前は、GMOグローバルサイン株式会社にて、東南アジア諸国におけるJV案件を担当、インド・ロシア・UAE法人を設立、事業統括するなど、海外事業展開や新規事業マネジメントへの豊富な経験を有する。


永田 幹広 様(株式会社プラスメディ 代表取締役社長 兼CEO)

1976年生まれ。通信会社数社を経験後、ソフトバンクに入社。主にY!BB立ち上げに参画。その後、関連企業の事業立上げ等を経験。NHN Japan(現LINE)経営企画室にて新規事業立上げ、子会社(メディエーター代表、データホテル取締役)役員を歴任。動画配信、飲食事業O2O事業等立上げ、その後親会社と合併。主に新規事業の立上げを経験。その後、2016年にプラスメディを起業。自らが潰瘍性大腸炎という難病を抱えて病院通いをする中で様々な課題を感じたことから、個人の弱者の立場に立って問題解決をするために新しいサービスを創出している。


真野 俊樹 先生(中央大学大学院戦略経営研究科 教授)

医師、医学博士、経済学博士、MBA。1987年名古屋大学医学部卒業。臨床医を経て、1995年9月コーネル大学医学部研究員。外資系製薬企業、国内製薬企業のマネジメントに携わる。同時に英国レスター大学大学院でMBA取得。国立医療・病院管理研究所協力研究員、昭和大学医学部公衆衛生学(病院管理学担当)専任講師、2004年、京都大学にて博士(経済学)取得、2005年6月多摩大学医療リスクマネジメント研究所教授就任、その後多摩大学大学院教授、医療・介護ソリューション研究所所長を経て現職。兼任に名古屋大学未来創造機構 ナノライフシステム研究所客員教授、東京医療保健大学大学院客員教授JA共済総研客員研究員、北大認定ベンチャーミルウス監査役、日本医師会総合政策研究機構客員研究員、など。