テーマ:医療・ヘルスケアICTの社会実装に向けた最新動向と課題

開催概要

主催: ITヘルスケア学会 移動体通信端末の医療応用に関する分科会
後援: 一般財団法人情報法制研究所、一般社団法人ブロードバンド推進協議会
開催日時:2020年9月12日(土)〜13日(日)
開催方法:Zoomウェビナーを使用したオンライン開催
プログラム:9月12日(土)
      9月13日(日)

開催背景

 世界においてスマートフォンやIoT、AIを用いた医療・ヘルスケアサービスの活用が拡がりをみせています。こうした中で私どもは昨年11月に、オンライン診療をめぐる国内外の最新動向をテーマにした「モバイルヘルスシンポジウム2019」を開催し、わが国における医療・ヘルスケアICTの活用推進に向けたディスカッションを行いました。この成果は政策提案として取りまとめ、昨年12月に公表させていただきました。議論の中心となったのは、わが国における国民の医療・健康増進に資するより効果的なICT利活用のあり方についてでした。とくにオンライン診療をめぐる様々な規制について、医療関係者の立場、利用者の立場の両方の視点からどのように規制緩和を目指すべきかを海外事例も参考にしながら議論いたしました。
 一方、わが国における医療・ヘルスケアICTの推進に関して社会に定着させていくにはまだまだ時間が掛かるだろうと考えていたところ、世界中に蔓延した新型コロナウイルス感染症の影響によりわが国でもオンライン診療の時限緩和が行われるなど、想定外にICTの利活用が急速に進み始めました。
 新型コロナウイルス感染症が社会に与えた影響は計り知れませんが、テレワークの推進はもとより、ICTの積極的な活用が社会の中で一気に進み始めています。医療・ヘルスケアICTの領域においても、オンライン診療の活用が急速に拡がりをみせている一方で、診療報酬が伴っていないなど課題も出ています。
 こうした社会動向を踏まえ、「モバイルヘルスシンポジウム2020」では、“医療・ヘルスケアICTの社会実装と課題”という観点から、オンライン診療をはじめとする医療・ヘルスケアICTの先端分野でお取り組みされている皆様や、そうした方々を技術で支えるためのサービス等に関わる皆様にご参集いただきご講演いただくことで、関係者の皆様へ最新情報に触れていただく機会を提供させていただくと共に、議論の上で政策につなげる提案を取りまとめていきたいと考えております。
 なお、当初は東京都内にて会場をお借りして開催予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の再度の拡大状況を鑑み、やむを得ずオンライン開催とさせていただくことになりましたことをお知らせします。

ITヘルスケア学会 移動体通信端末の医療応用に関する分科会