10:50-11:00
開催趣旨説明

木暮 祐一(ITヘルスケア学会 移動体通信端末の医療応用に関する分科会 分科会長/青森公立大学 准教授)


 


11:00-12:00
特別講演(1)
テーマ:我が国が目指すべき医療・ヘルスケア ICT と COVID-19 がもたらした 影響について

座長:香取 照幸 氏(上智大学総合人間科学部 教授/元・厚生労働省)


11:00-11:30
「デジタル・ニッポン 2020 における医療関連政策の方向性」
平井 卓也 様(衆議院議員/前 IT・科学技術担当大臣/自民党デジタル社会推進特別委員長)

1958年香川県高松市生まれ。上智大学外国語学部卒。株式会社電通、西日本放送代表取締役社長等を経て、2000年、第42回衆議院選挙で初当選。以来、連続7回当選。自民党経産・総務部会長、政務調査会副会長、内閣府(IT担当)大臣政務官、国土交通副大臣、内閣常任委員長等を歴任し、自民党IT戦略特命委員会委員長として、自民党のIT政策を主導。平成30年10月第4次安倍改造内閣にてIT担当大臣、内閣府特命担当(科学技術・知的財産戦略・クールジャパン戦略・宇宙政策)大臣就任。令和元年10月自民党デジタル社会推進特別委員長に就任。

 

11:30-12:00
「COVID-19 におけるオンライン診療を含めた我が国の対応策」
鈴木 康裕 様(前・厚生労働省 医務技監)

1984年慶應義塾大学医学部卒業、同年厚生省入省。1998年世界保健機関派遣(ADG(事務局長補:局長)として4年間勤務)、2005年厚生労働省医政局研究開発振興課長、2008年厚生労働省老健局老人保健課長,2009年厚生労働省新型インフルエンザ対策推進本部事務局次長、2010年厚生労働省保険局医療課長、2012年防衛省大臣官房衛生監、2014年厚生労働省大臣官房技術総括審議官、2016年厚生労働省保険局長。2017年厚生労働省医務技監。2020年8月、厚生労働省を辞職。

 


13:00-14:20
シンポジウム(1)
テーマ:スマートフォンを通じた情報提供、情報収集と可視化

座長:磯部 陽 氏(国際医療福祉大学臨床医学研究センター 教授)
   高瀬 義昌 氏(医療法人社団至髙会 たかせクリニック 院長)


13:00-13:40
「LINEのCOVID-19対応施策 -LINEを通じた情報収集・情報提供とその成果-」
福島 直央 様(LINE株式会社 公共政策室 室長)

三菱総合研究所などで情報通信政策に関する研究・コンサルティングなどに従事したのち、2018年、LINE株式会社に入社。公共政策室にて官公庁、自治体を対象とした渉外業務や、公共セクター向けのLINE関連サービス利用に関する提案、CSR活動、防災プロジェクトなどを担当。2019年1月より現職。COIVD-19対応施策については、厚生労働省のFAQチャットボットや、ダイヤモンドプリンセス号乗客支援、各都道府県のパーソナルサポート、LINE全国調査など、多くのプロジェクトに実施責任者・メイン担当者として関わる。

 

13:40-14:20
「COVID-19対応におけるスマートフォンを通じた収集データから見えてきたこと」
宮田 裕章 様(慶応義塾大学医学部 医療政策・管理学教室 教授)

2003年東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻修士課程修了。同分野保健学博士(論文)。早稲田大学人間科学学術院助手、東京大学大学院医学系研究科 医療品質評価学講座助教を経て、2009年4月東京大学大学院医学系研究科医療品質評価学講座 准教授、2014年4月同教授(2015年5月より非常勤)、2015年5月より慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室 教授。データサイエンスなどの科学を駆使して社会変革に挑戦し、現実をより良くするための貢献を軸に研究活動を行う。専門医制度と連携し5000病院が参加するNational Clinical Database、LINEと厚労省の新型コロナ全国調査など、医学領域以外も含む様々な実践に取り組むと同時に、経団連や世界経済フォーラムと連携して新しい社会ビジョンを描く。宮田が共創する社会ビジョンの1つは、いのちを響き合わせて多様な社会を創り、その世界を共に体験する中で一人ひとりが輝くという“共鳴する社会”である。

 


14:30-15:50
シンポジウム(2)
テーマ:スマートフォンを使ったオンライン診療への道のり

座長:木暮 祐一 氏(青森公立大学 准教授)


14:30-15:10
「LINEによるスマートフォンを使ったオンライン健康相談の取り組みと医療サービスの未来」
室山 真一郎 様(LINEヘルスケア株式会社 代表取締役社長)

T&GのCFOや同社の海外進出に伴い、香港、インドネシアなどにおける事業立ち上げを主導し各社の代表取締役/取締役を歴任。その後、アマゾンジャパン合同会社 ハードライン事業本部総合家電事業統括を経て、2017年にLINE株式会社 執行役員/事業戦略室室長に就任。2019年1月LINEヘルスケア株式会社代表取締役に就任。

 

15:10-15:50
「ソフトバンク発のヘルスケア事業:一気通貫のオンライン健康医療相談サービス『HELPO』の展望」
大石 怜史 様(ヘルスケアテクノロジーズ株式会社 代表取締役社長 兼 CEO)

2018年5月ソフトバンク株式会社に入社し、ビジネス ストラテジストとして海外企業との提携案件交渉や新規事業提案に携わる。2018年10月ソフトバンクが掲げる「Beyond Carrier」戦略をヘルスケア領域でさらに推進するためのグループ会社としてヘルスケアテクノロジーズ株式会社を設立、代表取締役社長 兼 CEOに就任。ソフトバンク入社以前は、GMOグローバルサイン株式会社にて、東南アジア諸国におけるJV案件を担当、インド・ロシア・UAE法人を設立、事業統括するなど、海外事業展開や新規事業マネジメントへの豊富な経験を有する。

 


16:00-18:00
シンポジウム(3)
テーマ:自治体等による遠隔医療、遠隔服薬指導の実証事業

座長:岡崎 光洋 氏(東京大学大学院薬学系研究科 医薬政策学寄附講座 特任研究員)


16:00-16:40
「診療所がお家にやってくる、医療MaaS」
安江 輝 様(長野県伊那市役所 企画部企画政策課新産業技術推進係長)

1993年伊那市役所に入庁し、農政部にて有線放送電話農協の有線電話網による日本初のADSLインターネット実証となる伊那xDSL利用実験の代表幹事、企画部を経て伊那商工会議所にて電子マネー「いーなちゃんカード」の電子商取引実験、伊那市営伊那中央総合病院(現伊那中央病院)出向で日本遠隔医療学会へ参加。現在はソフトバンクとトヨタ自動車が設立したモネ・テクノロジーズとフィリップス・ジャパンと連携した医療MaaS「伊那市モバイルクリニック」を企画、推進している。

16:40-17:20
「都市部におけるオンライン服薬指導から見えた可能性」
渡辺 大樹 様(千葉市役所 国家戦略特区推進課 主査)

1988年、静岡県沼津市生まれ。2010年、千葉市役所に入庁。福祉部門にて、生活保護ケースワーカー、生活困窮者自立支援制度等を担当。2016年、厚生労働省に派遣。介護保険制度改正に関わる。帰任後は、地域包括支援センター、認知症施策等を担当。2020年より現職。オンライン服薬指導やシェアリングエコノミーの推進等に携わる。また、ワークショップデザイナーとして、対話を通じて未来のまちづくりを体感するワークショップである「SIMULATIONちば2030」に参画している。

17:20-17:40
「国家戦略特区を活用した養父市におけるWithコロナ時代のオンライン診療活用提案 ~自宅完結型インフルエンザオンライン診療の実証事業について」
大門 力男 様(兵庫県養父市役所 国家戦略特区・地方創生課 参事)

1990年京都大学教育学部卒、同年三井物産株式会社に入社。2012年までは営業職として主にファッション業界に携わる。その後業務部にて事業管理を経験、2015年からは関西支社にて国家戦略特区の一つである兵庫県養父市との連携業務を担当、翌2016年より養父市に出向し国家戦略特区地方創生課 参事として特区推進に取り組んでいる。

17:40-18:00
「国家戦略特区(養父市・福岡市)におけるオンライン服薬指導の実態」
廣部 祥子 様(大阪大学大学院薬学研究科 附属実践薬学教育研究センター 講師)

2012年大阪大学薬学部卒業後、大阪大学大学院薬学研究科助教を経て、2016年から厚生労働省医薬・生活衛生局に出向し、薬剤師・薬局行政に携わる。その後、大阪大学大学院薬学研究科に戻り、大阪大学医学部附属病院において病院薬剤師として臨床業務を行いながら、薬学教育ならびに臨床研究に取り組んでいる。