10:00-12:00
特別講演(2)
テーマ:医療・ヘルスケア分野における情報通信技術の利活用

座長:磯部 陽 氏(国際医療福祉大学臨床医学研究センター 教授)


10:00-10:40
「ヘルステック業界の今と昔、そして未来」
石見 陽 様 (メドピア株式会社 代表取締役社長 CEO[医師・医学博士])

1999年に信州大学医学部を卒業し、東京女子医科大学病院循環器内科学に入局。
循環器内科医として勤務する傍ら、2004年12月にメドピア株式会社(旧、株式会社メディカル・オブリージュ)を設立。2007年8月に医師専用コミュニティサイト「MedPeer(旧、Next Doctors)」を開設し、現在12万人の医師(国内医師の3人に1人)が参加するプラットフォームへと成長させる。2014年に東証マザーズに上場。2015年より、ヘルステックにおけるグローバルカンファレンスを日本で主催。現在も週一回の診療を継続する、現役医師兼経営者。共著「ハグレ医者 臨床だけがキャリアじゃない!」(日経BP社)、その他「世界一受けたい授業」や「羽鳥慎一モーニングショー」など各種メディアに出演し、現場の医師の声を発信。

10:40-11:20
「皮膚科領域におけるオンライン診療の課題と展望」
生駒 晃彦 様(マルホ株式会社 シニアメディカルディレクター)

マルホ株式会社 シニアメディカルディレクター/医療法人たまき皮フ科 医師
1998年 京都大学医学部卒業
1998年 京都大学皮膚科入局
2000-2003年 ドイツ・エアランゲン大学第一生理学留学
2004年 医学博士(京都大学大学院医学研究科)
2004-2009年 京都大学皮膚科助手・助教
2009-2012年 米国・カリフォルニア大学サンフランシスコ校皮膚科留学
2012年 MBA(米国・テキサス大学ダラス校)
2012-現在 医療法人たまき皮フ科 医師
2012-2017年 ガルデルマ株式会社研究開発本部/ネスレスキンヘルス・シールド シニアメディカルマネジャー
2017年‐現在 マルホ株式会社シニアメディカルディレクター(2017-2018フューチャーデザイン部長、2018-2020執行役員 フューチャーデザイン・情報システム・財務経理・総務担当 兼任)

 

11:20-12:00
「AWSの医療ICT分野における取り組み」
遠山 仁啓 様(アマゾン ウェブサービス ジャパン株式会社 Sr. Solutions Architect)

東京都生まれ。大学では情報学を専攻。独立系大手SIerを経て、2003年 Microsoft へ入社し 2018年まで15年間在籍。Microsoft Japan Healthcare Team 設立準備室を経て チーム起ち上げ、以降医療機関・医療関連ベンダーへのハイタッチセールス、市場開発、ソリューション開発、学会・イベント登壇、執筆などに従事。 2018年8月に Amazon Web Services へ移り Healthcare Team 起ち上げ。AWS World Wide Public Sector 所属、Sr. Solutions Architect。

 


13:00-14:20
シンポジウム(4)
テーマ:医療現場におけるオンライン診療の有効活用

座長:高瀬 義昌 氏(医療法人社団至髙会 たかせクリニック 院長)


13:00-13:20
「小児科診療におけるオンライン診療の現場から」
黒木 春郎 様(医療法人社団嗣業の会 理事長・外房こどもクリニック 院長)

東京都出身、1984年千葉大学医学部卒、同年小児科学教室。千葉大学医学部文部教官等を経て2005年、外房こどもクリニック開設、院長。2008年、医療法人社団嗣業の会、理事長。
◆学会主催
2018年 第28回日本外来小児科学会年次集会 会頭
2018年12月9日 第1回公開オンライン診療研究会(ベルサール飯田橋)
2019年7月28日 第2回公開オンライン診療研究会(東大伊藤謝恩ホール)
2019年12月8日 第3回公開オンライン診療研究会(東京国際フォーラム)
2020年6月7日 日本遠隔医療学会オンライン診療分科会第1回公開研究会(オンライン)

13:20-13:40
「COVID−19に伴うクリニックでのオンライン診療の実際」
宮田 俊男 様(医療法人DEN 理事長・みいクリニック代々木 院長/大阪大学医学系研究科 招聘教授/国立がん研究センター 企画戦略アドバイザー/厚生労働省 参与)

早稲田大学理工学部で人工心臓に出会い、自ら患者さんに新しい医療を生み出すべく1999年、大阪大学医学部に3年次編入。2003年、大阪大学第一外科に入局。現場で新しい医療を生み出すためには制度改革が必要と痛感し、2009年、厚生労働省に入省し、多くの医療改革に関わる。大阪大学産学共創本部特任教授、京都大学産官学連携本部客員教授、国立がん研究センター政策室長、日本医療政策機構理事を歴任し、日本健康会議実行委員も務める。今も現役の外科医でもありながら、家庭医療を推進するため、みいクリニック院長として、地域医療を守るとともに企業の健康経営や、生活習慣病の重症化予防、オンライン診療、在宅医療にも取り組んでいる。また数万人がダウンロードしているセルフケアアプリ「健こんぱす」の考案者としても知られている。

13:40-14:00
「医療へのアクセスという観点から考えたクリニック経営とオンライン診療」
田澤 雄基 様(MIZENクリニック 院長)

MIZENクリニック 院長/慶應義塾大学医学部 健康医療ベンチャー大賞 実行委員長 兼 精神・神経科領域横断イノベーション研究室 助教。2014年慶應義塾大学医学部卒。医学部生時代に医療IT系ベンチャーを起業し、一部上場企業に売却。研修医を経て慶應義塾大学医学部精神・神経科に入局。人工知能やIoTを活用した精神疾患の診断研究に従事。また同医学部の産学連携プロジェクトを担当し、慶應医学部健康医療ベンチャー大賞を設立、実行委員長を務める。2016年MIZENクリニック豊洲を開業。働く人のために夜18-22時に診療する予防専門の夜間診療を行っている。日中は産業医としてIT系ベンチャーを中心に多数の企業の顧問を務める。ミッションは「世界中の全ての人が人生の最後の1秒まで健康で文化的に生きられることが当たり前の未来を創る」。

14:00-14:20
「急性期医療から在宅医療までを担う織田病院のICTの試み」
織田 良正 様 (社会医療法人祐愛会織田病院 総合診療科 部長)

2007年佐賀大学医学部卒業後、2009年同大胸部・心臓血管外科に入局。同大附属病院、関連病院で心臓血管外科診療に携わり、外科専門医を取得。2014年より社会医療法人祐愛会織田病院循環器科で地域の循環器・救急診療に携わり、2015年からは同院連携センター医師として在宅医療にも従事。高齢化の進む地域では独居の高齢者、老々世帯の高齢者が急増しており、入院中の治療だけでなく退院後に自宅でも入院中のケアを継続することが重要と感じ、退院直後からの在宅医療「MBC(Medical Base Camp)」の取り組みを開始する。2017年には佐賀大学総合診療部に入局。同大附属病院で内科診療の研鑽を積み、2018年同大助教を経て、2019年より現職。2020年からは本格的にオンライン診療、AI問診など、地域医療の現場において、より実用的なICTの活用を進めている。


14:30-15:30
シンポジウム(5)
テーマ:診療を支援する最新テクノロジー

座長:詫摩 直也 氏(株式会社Open Health Initiative 代表取締役CEO)


14:30-14:50
「AI問診による医師等の働き方改革とCOVID-19対策 ー医療機関での活用と生活者への応用ー」
阿部 吉倫 様(Ubie株式会社 共同代表取締役 医師)

2015年東京大学医学部医学科卒。東京大学医学部付属病院、東京都健康長寿医療センターで初期研修を修了。血便を放置し48歳で亡くなった患者との出会いをきっかけにデータサイエンスの世界へ。 独学でアルゴリズムを学び、Ubie質問選定アルゴリズムを開発。データベース構築に使用した論文は5万件以上。2017年5月にUbie株式会社を共同創業、医療の働き方改革を実現すべく、全国の病院向けにAIを使った問診システム(AI問診Ubie)の提供を始める。2019年12月より、日本救急医学会救急AI研究活性化特別委員会委員。2020年 Forbes 30 Under 30 Asia Healthcare & Science部門選出。

14:50-15:10
「AI問診票と著明医師の電子教科書を活用した診療支援の未来」
佐藤 寿彦 様(株式会社プレシジョン 代表取締役CEO 医師)

2006年千葉大学医学部卒。横須賀海軍病院、株式会社メディヴァ、エルゼビア・ジャパン株式会社、東京女子医大非常勤講師等を経て、2016年11月より株式会社プレシジョンを創業。前職のエルゼビア・ジャパン株式会社ではChief Medical Informatics Officerを務め、1300名超の一流医師とともに国内最大級のデジタル教科書である「今日の臨床サポート」に責任者・編集長として携わった。人工知能等の研究も行っており、医療コンテンツ制作・人工知能のすべての枠を越えた圧倒的に使いやすい診療補助ツールを作成することを夢見ている。

 

15:10-15:30
「医師と患者をつなぐデジタルヘルスケアプラットフォーム」
井上 祥 様(株式会社メディカルノート 代表取締役・共同創業者)

2009年横浜市立大学医学部卒。横浜労災病院初期研修医を経て2011年より横浜市立大学大学院医学教育学・消化器内科学、2015年3月に医学博士。一般生活者の医療リテラシー向上を理念に大学院在学中の2014 年10月に株式会社メディカルノートを創業し現在代表取締役。2008年北京頭脳オリンピック”WMSG”チェス日本代表。日本オリンピック委員会中央競技団体ドクターとして2013年仁川アジア大会チェス日本代表のアンチ・ドーピングを担当。日本医療機能評価機構EBM普及推進事業運営委員。NPO法人JAMSNET東京理事。横浜市立大学医学部非常勤講師。横浜市立大学医学部同窓会倶進会常任理事。横浜総合医学振興財団理事。

 


15:40-17:00
パネルディスカッション
テーマ:今後の医療・ヘルスケアICT推進に向けた課題


モデレータ

黒木 春郎 様(医療法人社団嗣業の会 理事長・外房こどもクリニック 院長)

東京都出身、1984年千葉大学医学部卒、同年小児科学教室。千葉大学医学部文部教官等を経て2005年、外房こどもクリニック開設、院長。2008年、医療法人社団嗣業の会、理事長。
◆学会主催
2018年 第28回日本外来小児科学会年次集会 会頭
2018年12月9日 第1回公開オンライン診療研究会(ベルサール飯田橋)
2019年7月28日 第2回公開オンライン診療研究会(東大伊藤謝恩ホール)
2019年12月8日 第3回公開オンライン診療研究会(東京国際フォーラム)
2020年6月7日 日本遠隔医療学会オンライン診療分科会第1回公開研究会(オンライン)

パネリスト(五十音順)

阿部 吉倫 様(Ubie株式会社 共同代表取締役 医師)
井上 祥 様(株式会社メディカルノート 代表取締役・共同創業者)
大石 怜史 様(ヘルスケアテクノロジーズ株式会社 代表取締役社長 兼 CEO)
織田 良正 様 (社会医療法人祐愛会織田病院 総合診療科 部長)
佐藤 寿彦 様(株式会社プレシジョン 代表取締役CEO 医師)
大門 力男 様(兵庫県養父市役所 国家戦略特区・地方創生課 参事)
廣部 祥子 様(大阪大学大学院薬学研究科 附属実践薬学教育研究センター 講師)
宮田 俊男 様(医療法人DEN 理事長・みいクリニック代々木 院長)
安江 輝 様(長野県伊那市役所 企画部企画政策課新産業技術推進係長)
渡辺 大樹 様(千葉市役所 国家戦略特区推進課 主査)

17:00-17:10
閉会の辞


鈴木 正朝 様(一般財団法人情報法制研究所 理事長/新潟大学法学部 教授)
磯部 陽 様(一般社団法人ITヘルスケア学会 代表理事/国際医療福祉大学臨床医学研究センター 教授)